◆ドライフラワーとプリザーブドフラワーの違い

ドライフラワーとプリザーブドフラワーは、どちらも水やりの必要がない、乾燥した状態のお花ですが、2つにはどのような違いがあるのでしょうか？

・ドライフラワーとは

ドライフラワーとは、生花をそのまま乾燥させたものです。麻紐などを使って生花を縛り、お花を下にして吊るした状態で乾燥させる「バンキング法」や、乾燥材を使って乾燥させる「シリカゲル法」などを用いて作ります。生花から水分を抜いて作るドライフラワーは、カサカサとした乾いた手触りと、パリパリとした硬い感触が特徴です。また、乾燥が進むにつれて徐々に色褪せていくため、生花のような色の鮮やかさはありません。

・プリザーブドフラワーとは

ドライフラワーとプリザーブドフラワーの違いは、作り方の違いから生まれます。プリザーブドフラワーは水分を抜いた生花を、保湿成分と色素を含んだ特殊な液体に浸して作ります。瑞々しい潤いと鮮やかな色を加工することで、生花のような手触りと色を長く楽しむことができます。

◆ドライフラワーをプレゼントする際の注意点

ドライフラワーをプレゼントに贈る場合は、いくつかの注意点があります。

・お見舞いや快気祝いは避ける

ドライフラワーには、「枯れている」や「死んでいる」といったイメージがあるので、お見舞いや快気祝いに贈ることは避けましょう。

・縁起物のドライフラワーは誕生日や結婚祝いにぴったり

ドライフラワーは美しく咲いた状態のお花を、そのまま乾燥させて作ります。そのため、ドライフラワーは永遠に咲き続けられるので、欧米では縁起物として人気を集めています。「永遠の愛情」や「感謝の気持ち」の意味を持つドライフラワーは、誕生日や記念日、結婚祝いや出産祝いなどのプレゼントにおすすめです。

◆ドライフラワーのプレゼントの選び方

・好きなお花や好きな色で選ぶ

ドライフラワーのプレゼントも他のプレゼントと同じく、贈る相手の好みに合わせて選ぶことが大切です。相手の好きなお花のドライフラワーをプレゼントすれば、きっと喜んでもらえます。また、相手の好みがわからない場合は、相手のイメージや普段の服装・持ち物などから、好みそうなものを選びましょう。

・形状で選ぶ

ドライフラワーと一口にいっても、リースやスワッグ、ブーケやハーバリウムなど、様々なアレンジ方法があります。中でも、リースやスワッグは、インテリアとしてすぐに飾れると、人気を集めています。また、ヨーロッパでは古くから、スワッグを魔除けや幸福を呼び込む縁起物として、部屋や玄関に飾る習慣があるので、プレゼントにもぴったりです。

・相場に合わせて選ぶ

誕生日や記念日、クリスマスやホワイトデーなどイベントに、プレゼントとしてドライフラワーを贈る場合は、3千円～1万円が相場です。ただし、相手の関係性によって異なるので、お世話になった方や友達へのちょっとしたお礼にはお手頃価格のものを、恋人への特別なプレゼントには奮発するなど、シーンに合わせて選びましょう。